紺碧に染められた 海に遊ばれ彼は踊る 寂しさより美しさが 僕の両腕傷つけた 波が消え船が消える 終わり知らせる彼は居ない 冬の風に耳を痛め そこにあるもの聞こえなくて 白く濁る氷の鏡 確かめられず知らぬふり 錆びた喉と似合わない声も 届かないまま 蒼穹に書き遺した 約束を今も胸に秘めて 踏み締める大地が 果てる地平を求めて行く 届かない世界だった 憧れたまま消えた 悲しさより悔しさだけ 僕の視界を曇らせた 名も知らぬ人が言った 「ここが楽園ユートピア」 顔も知らぬ人が泣いた 「彼ら気付かぬアムネジア」 迫る冷たい夜明け 僅かに時刻んだ 白く濁る氷の鏡 確かめられず知らぬ振り 錆びた喉と似合わない声も 届かないまま 凍てついた夜の影が 気付かない今を蝕んで 降り積もる嘆きが 築いたものを壊して 蒼穹に書き遺した 約束を今も胸に秘めて 踏み締める大地が 果てる地平を求めて 蒼穹に書き遺した 約束を今も胸に秘めて 踏み締める大地が 果てる地平を目指して行く